動画編集ソフトと動画マニュアル作成ツールの違いを理解したところで、次に気になるのは「実際にどのソフトやツールを選べばいいのか」という点ではないでしょうか。
次章からは、無料で始められるソフトから、業務で本格的に活用できる有料ツールまで、動画マニュアル作成に適した5つの代表的なサービスを比較しながらご紹介します。
それぞれの特長や機能、対応環境をチェックし、自社や利用シーンに合った最適なツール選びの参考にしてください。
3.ソフト・ツール比較5選
3-1.無料
| タイプ | 動画マニュアル作成ツール(=現場教育向け) |
| 主な機能 |
・作業動画からの自動手順分割、マニュアル作成 |
| 対応環境 | ・PCブラウザ(Chrome / Edge / Safari)※Chrome推奨 ・iOS(iOS 13以降、iPad OS 13以降) ・Android (13以降)※AR機能使用時はARCore対応端末に限る ・スマートグラスアプリ(各社デバイスの最新バージョン) |
| 料金 | 基本無料(ただし、1日毎でアップロードできる動画数等に制限あり) |
| 有料オプション |
あり(上位プランにアップグレードするなどで上限緩和や教育効率を向上する機能が使える) |
(出所:エピソテック㈱ |Diveサービスサイト)
「技術伝承へ動画使いたい。けど、編集時間が無い。」そんな課題を解決するために生まれた現場特化型の動画手順マニュアル作成ツールです。
動画をアップロードして待てば、AIによって動画編集9割完了。現場が忙しくても、動画マニュアル完成までもっていける事が特徴です。終了通知メールから結果を確認し、手順として必要なシーンを選ぶだけです。
上記を実現するための人の動き・音声をもとにAIよって手順分割、15言語以上への自動翻訳、音声読み上げ、字幕作成、マニュアル管理も利用することができるため「時間を掛けずに技術伝承を進めたい」というニーズにぴったりなツールになっています。マニュアルに落とし込む際に、文章を生成AIで整理してくれたりします。
また、有償オプション(有償プラン)を適用する事により上限緩和や便利な機能ができますが、有償契約後も無料プランに切り替わり引き続き無料で利用できる点もポイント。編集する時期になったら再度契約する事で可能なので、ランニングコストを最小化することができるようになっています。
ARマニュアルとしても利用できるので動画だけでなく『将来的にARマニュアルも取り入れたい』という方には相性抜群です。
無料で現場向け動画マニュアルが作れる!現場作業特化型の動画・AR手順書システム「Dive」
| タイプ | 動画編集ソフト(=クリエイター向け) |
| 主な機能 | ・動画の基本的な編集 ・テキスト挿入 ・テンプレート ・録音・画面録画 ・ロイヤリティフリーの画像、動画、BGMなどの追加 |
| 対応環境 | ・Windows 11標準搭載(Windows 10はMicrosoft Storeから追加が必要) ・mac OS(Web版) ・iOS(iOS14以降) ・対応ブラウザ:Chrome、Edge |
| 料金 | 基本無料 |
| 有料オプション | あり(PremiumプランにアップグレードするなどでPremium機能が使える) ※詳細はこちら(https://clipchamp.com/ja/pricing/) |
(出所:Microsoft Corporation|Clipchamp公式Webサイト)
Microsoft Clipchampは、Windows 11に標準搭載されている無料の動画編集ソフトで、直感的なUIと基本的な編集機能が揃っています。Webブラウザ版ではMacやChromebookでも使用可能で、対応ブラウザはGoogle ChromeおよびMicrosoft Edgeです。
無料版で動画のトリミング、カット、BGMや効果音の挿入、テキストやタイトルの追加など基本的な機能が利用可能です。また、テンプレート機能を使えば、お好みの構成のベースを選んで簡単に動画を仕上げることもできます。
出力は最大1080pまで対応しており、AI音声でナレーション付きの動画マニュアル作成などもできますが、一部のフィルターやオーディオなどは有料機能となります。
3-2.有料
④Teachme Biz
4.まとめ
今回は"動画マニュアルを作成できる無料・有料のソフトやツー5選"を解説しました。