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現場は動画手順書を“いつ”見ているか——実利用ログ43,406件でわかった「作業中に引いて使う」実態【2026年版】

Dive実利用ログ43,406件を分析。動画手順書の閲覧は業務時間中が81%、午後にピーク、昼休みに明確な凹み——「事前研修」ではなく「作業中に引いて使う」行動が見えました。製造業の現場で本当に使われる手順書の条件を、行動データから解説します。

「動画マニュアルは“研修で見せて終わり”——本当にそうでしょうか。」意識調査では「事前教育で使う」という建前が出やすい一方、現場が実際に動画手順書を開く時刻を記録した利用ログを見ると、まったく違う行動が見えてきます。本記事では、動画手順書システム「Dive」の実利用ログ43,406件を分析し、現場が手順書を“いつ”見ているか=「作業中に引いて使う」実態を、行動データから明らかにします※1。

 

現場作業特化型の動画・AR手順書システム「Dive」

 

「認識」と「行動」はずれる——だからログを見る

当社が製造業841名に行った別の調査では、研修場面での利用が45%と高い一方、「作業中にその場で引く」利用も46%にのぼりました(製造業841名調査:動画マニュアルは導入しても87%が「結局聞く」)。アンケートは“どう使うつもりか”という認識を映しますが、実際の行動は本人も正確には言語化できません。そこで、現場が手順書を開いた時刻そのものを記録したログが効きます。再生時刻の分布は「事前にまとめて見ているのか/作業の最中に引いているのか」を、主観を排して示してくれます。

原理:再生時刻は「用途」を裏切らない

作業手順の動画には「見て学ぶ(研修・事前教育)」と「引いて使う(作業中の現場参照)」の2用途があります。もし事前教育が中心なら、閲覧は朝礼前や始業前、あるいは夜の自習時間に山ができるはずです。逆に作業中の参照が中心なら、業務時間の真っ只中に閲覧が集中し、昼休みには下がる——実業務のリズムがそのまま時刻分布に現れます。用途の違いは、時刻という動かしようのないデータに刻まれます。

データ:閲覧の81%は「業務時間のど真ん中」

Diveの非デモ268チーム・43,406件の閲覧イベントを時間帯別に集計しました(2026年6月実測)※1。

動画手順書の閲覧時間帯分布。業務時間中81%、午後14時台ピーク、昼休み12時に凹み
動画手順書の閲覧時間帯分布(Dive実利用ログ 43,406件・非デモ268チーム・2026-06実測)
  • 業務時間(9〜17時)に81%が集中。朝(5〜9時)は9%、夜(18時以降)は8%にとどまる。
  • ピークは14時台。午後の作業時間に最もよく開かれている。
  • 12時(昼休み)に明確な凹み(11時・13時が約10%に対し12時は5%)。これは「実際の業務リズムに沿って見られている」何よりの証拠です。

もし“研修で見せて終わり”なら、こうした業務時間ど真ん中の集中や昼の凹みは出ません。現場は、作業をしながら必要な時に手順書を開いている——時刻分布はそう語っています。

解釈:意識(建前)と行動(実態)のギャップこそ、潜在ニーズ

市場の意識調査では「動画は事前教育で使うもの」という建前が根強く残ります。しかし行動ログは「作業中の参照」を示す。この認識と行動のギャップが、満たされていないニーズの所在です。現場は本当は“作業中に引きたい”のに、通し動画では引きにくいため「結局、先輩に聞く」に戻ってしまう。意識調査(認識)と利用ログ(行動)の三角測量で、この構造が立体的に見えてきます。

現実解:作業中に「引ける」前提で設計する

閲覧が業務時間に集中している以上、手順書は“研修教材”ではなく“作業中の道具”として設計すべきです。具体的には次の条件が要点になります。

  1. 手順ごとに分割し、必要な箇所だけを数秒で頭出しできる。
  2. その場で開ける導線(QRコード・スマートフォン・スマートグラス)。
  3. コツ・注意点を言葉で付与し、映像だけでは伝わらない勘どころを補う。
  4. 更新が容易で、内容が古くならない。

通し動画(いわゆる動画マニュアル)と、必要箇所を引ける動画手順書の違いは 動画手順書とは?動画マニュアルとの決定的な違い で整理しています。改善の進め方は 動画マニュアルが使われない原因と改善のコツ も参考になります。

Diveの場合

動画・AR手順書システム「Dive」は、作業を撮影するだけで生成AIが映像を手順ステップに構造化し、QRコードで現場参照できる「引いて使える」手順書に変えます。閲覧状況は活用レポートで可視化でき、「いつ・どの手順が見られているか」を運用改善に回せます。本記事の時間帯分析も、その閲覧ログから得られたものです。

まとめ

  • 動画手順書の閲覧の81%は業務時間中。ピークは午後14時台、昼休みに明確な凹み。
  • =「事前研修で見せて終わり」ではなく、作業中に引いて使われている行動証拠。
  • 意識調査(認識=事前教育の建前)と利用ログ(行動=作業中参照)のギャップが、潜在ニーズの所在。
  • 閲覧が業務時間に集中する以上、手順書は“作業中に引ける”前提で設計すべき。

 

「撮るだけ」で現場に定着——動画手順書システム「Dive」

 

よくある質問(FAQ)

動画手順書は現場でいつ見られていますか?

Diveの実利用ログ(43,406件)では、閲覧の81%が業務時間(9〜17時)に集中し、午後14時台がピーク、昼休みの12時に明確な凹みが見られました。事前研修よりも、作業中の参照として見られている傾向が読み取れます※1。

「見て学ぶ」と「引いて使う」はどう違いますか?

見て学ぶは一本の通し動画を事前に視聴する使い方、引いて使うは作業中に必要な手順だけをその場で呼び出す使い方です。前者は研修向き、後者は現場参照向きで、最適な形式が異なります。

意識調査と利用ログでわかることの違いは?

意識調査は「どう使うつもりか」という認識を、利用ログは「実際にいつ使ったか」という行動を映します。両者のギャップ(建前は事前教育・行動は作業中参照)が、満たされていないニーズの所在を示します。

このデータはどこまで一般化できますか?

本データはDive利用者の行動ログであり、利用者は自己選択された層のため、市場全体にそのまま一般化はできません。市場の認識面はアンケート調査で別途確認しています。


参考文献
※1 エピソテック株式会社「Dive 実利用ログ分析」(2026年6月実測。非デモ268チーム・閲覧イベント43,406件の閲覧時刻を集計)。本データはDive利用者の行動ログであり、市場全体の代表値ではありません。
※2 製造業841名 動画活用実態調査(認識面)(2026年・自社調査)
※本調査のプレスリリース(PR TIMES): プレスリリースを見る

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