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動画マニュアル作成ツール選びで見落としがちな「MP4出力」という視点

動画マニュアル作成ツールの選定で見落とされがちな「MP4出力の品質」を解説。ベンダーロックインのリスクヘッジとして、見た目そのままの外部出力が重要な理由とは。

動画マニュアル作成ツールを選ぶとき、多くの比較記事では「機能の豊富さ」「料金」「操作性」が取り上げられます。もちろんこれらは大切ですが、意外と見落とされがちな観点があります。

「サービス上で見ている手順書の見た目のまま、外部に出力できるか?」

クラウドサービスである以上、そこには常にリスクが伴います。本記事では、動画マニュアルツール選定における「MP4出力」の重要性を、データポータビリティの観点から解説します。

 

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なぜ「外部出力」がツール選定で重要なのか

クラウド型の動画マニュアルツールは、ブラウザひとつで手順書を作成・共有できる手軽さが魅力です。しかし裏を返せば、作成したコンテンツはそのサービス上にしか存在しないということでもあります。

サービスの価格改定、機能変更、あるいは提供終了——どれも可能性としてゼロではありません。実際に、Miletos株式会社が2024年に実施した調査※1では、SaaSユーザーの69.2%が「ベンダーロックインの状態にある」と回答しています。つまり、別の製品に切り替えたくても切り替えられない状態です。さらに、ロックインが解消されれば切り替えを推進したいと考えている人は97%にも上ります。

動画マニュアルツールも例外ではありません。作成した手順書がそのサービスでしか閲覧できない状態は、知らないうちにロックインを生んでいます。だからこそ、導入前の段階で「コンテンツを外部に持ち出せるか」を確認しておくことが重要です。

 

MP4出力で注意すべき「見た目の再現性」

「MP4出力に対応しています」と謳うツールは少なくありません。しかし、ここで注意したいのは出力後の見た目です。

サービス上ではリッチに表示されていた手順書が、MP4に書き出すと以下のような変化が起きることがあります。

  • 各手順ごとでの出力であったり、メディア部分のみの出力。手順の前後関係が分かりにくい、整理しにくい。
  • 翻訳版が出力に含まれない(サービス上では多言語対応していても、MP4には原語しか出力されない)
  • レイアウトが崩れる(余白やフォントサイズが変わる)
  • アニメーションや遷移効果が省略される

これでは「MP4出力対応」とは言いつつも、サービス上で見ていた品質とは別物になってしまいます。

特に、外国人スタッフを受け入れている現場にとって翻訳対応は欠かせません。サービス上では多言語で閲覧できていたのに、MP4に出力した途端に日本語版しか残らないのでは、せっかくの翻訳コンテンツが無駄になります。翻訳版も含めて見た目そのまま出力できるかは、見落としがちですが重要なチェックポイントです。

せっかく時間をかけて作り込んだ手順書です。解約やサービス終了時に「見た目が変わってしまって使えない」「翻訳版が持ち出せない」「手順書として成り立たないので、再度自分たちでつなぎあわせ必用」となれば、それまでの投資が無駄になりかねません。

また、Assured社が2024年に実施した調査※2によると、約15%のクラウドサービスにおいて、契約終了後のデータの取り扱いが規約等で明確になっていないことが報告されています。約14%のサービスはデータの削除すら実施していないという結果も出ています。外部出力の品質を事前に確認しておくことは、こうしたリスクへの具体的な備えになります。

 

Diveなら手順書全体を見た目そのままでMP4出力が可能

動画・AR手順書システム「Dive」は、サービス上で表示される手順書の見た目をそのままMP4として出力できます。

  • 全手順がまとまった1つのMP4ファイルとしてできあがる
  • 手順ごとの表示タイミングやアニメーションも維持
  • 16ヶ国語の翻訳版もそれぞれMP4として出力可能
  • 設定した設問も表示される
  • 画像手順、PDF手順も表示される

翻訳版のMP4出力に対応しているため、外国人スタッフ向けの手順書もサービス上と同じ品質でローカルに保存できます。サービスを離れた後も、多言語の教育体制を維持できるのは大きな安心材料です。

つまり、クラウド上の手順書とまったく同じ品質の動画ファイルを、自社のローカルストレージに確保できるということです。

解約後もデータは残り続ける、それでもローカル保存が有効な理由

補足として、Diveはサブスクリプション終了後もクラウド上のデータが削除されることはありません。有償プラン解約後はFreeプランに移行し、作成した手順書はそのまま残り続けます。

とはいえ、以下のようなケースではローカルにMP4を保存しておくことが有効です。

  • 情報セキュリティポリシー上、社内サーバーやNASにバックアップを保持したい
  • ネットワーク環境に依存せず、オフラインでも手順書を閲覧・共有したい
  • 社内の教育プラットフォーム(LMS等)に手順書動画を組み込みたい
  • 取引先や協力会社への共有に、アカウント不要のMP4ファイルが最適

「解約してもデータが消えない安心感」と「見た目そのままのMP4をローカルに持てる柔軟性」。この二重の仕組みがあることで、Diveはクラウドサービスのリスクヘッジとしても安心して選べるツールです。

 

まとめ

動画マニュアル作成ツールを選定する際、「作れるかどうか」だけでなく「作ったものを、見た目を保ったまま外に持ち出せるか」もぜひチェックしてみてください。

ポイントを整理すると以下のとおりです。

  • SaaSユーザーの約7割がベンダーロックイン状態にあるというデータがある
  • MP4出力に「対応している」だけでは不十分。見た目の再現性が重要
  • Diveはサービス上の見た目そのままでMP4出力が可能(翻訳版も対応)
  • 解約後もデータは保持されるが、ローカル保存でさらに安心

クラウドサービスの便利さを享受しながら、いざというときの備えも忘れない。MP4出力の品質は、ツールの信頼性を測るひとつのバロメーターです。

 

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参考文献
※1 Miletos株式会社「SaaSに関する調査2024」SaaSなのに「ベンダーロックインの状態にある」が69%(2024年)
※2 Assured「クラウドサービス事業者による契約終了後のデータ取り扱い実態調査レポート」(2024年)

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