Diveの機能
Dive(ダイブ)は、作業を撮影するだけでAIが映像を手順ごとに分割し、文章と設問を備えた動画手順書に変える動画手順書システムです。通し動画を配る動画マニュアルと違い、手順ごとに構造化されているため、現場で必要な箇所だけを引いて使えます。このページは製品機能の一覧で、プランごとの利用可否も各機能に併記しています。
操作手順や具体的な使い方は、ヘルプセンターをご覧ください。このページは「何ができるか」をまとめた仕様の一覧です。実際の画面の操作方法、設定手順、つまずいたときの対処は、ヘルプセンターに機能ごとの記事があります。
機能の一覧
動画のAI自動分割(特許第7716145号)
いつもの作業を一連で撮影してアップロードするだけで、AIが手順ごとに動画を自動分割し、各手順の動画・タイトル・文章、さらに手順書全体の概要説明までを生成します。手順ごとに分けて撮影する必要はなく、撮影時に区切る配慮も、その場での解説も要りません。作業動画を要素作業ごとに自動分割し、各区間に作業手順を関連付ける技術について、エピソテックは特許を取得しています(特許第7716145号)。
1回の解析で生成されるもの
- 手順ごとの開始・終了時刻(動画の区切り)
- 手順タイトル
- 本文(作業としてすべきこと)、作業のコツ、品質注意、安全上の重要事項
- 各手順の設問の下書き
- 手順書全体のタイトルと概要説明
分割の粒度を選ぶ
| 粒度 | 分割される単位 |
|---|---|
| 工程 | 準備、実施、片付けなどの大きい単位 |
| 手順 | 標準的な作業手順の単位。手順書として発行する場合の推奨 |
| 動作 | ボタン操作、道具の使用などの個別動作 |
| 単一 | 分割せず、動画全体を1手順として扱う |
既存の作業手順書(PDF、Excel、Word)を1本だけ「参考にする作業手順書」として指定し、その資料の区切り、ステップ数、順序に合わせて動画を分割させることもできます(β提供中)。この指定を使う場合、上記の粒度の指定は使いません。
解析時に指定できるオプション
- 解説の有無(解説音声が無い動画かどうか)
- 認識言語
- 動画の説明(この動画固有の対象設備、目的、使用工具など)
- 分割の粒度
- 文章スタイル(口調)
- 字幕スタイル
使い方と前提
- アップロード時にAI解析をスキップして動画だけ登録し、あとから素材の詳細モーダルの[AI処理を実行]で解析をかけられます。
- 解析にかかる時間は、おおよそ動画の長さと同じくらいです。アプリを閉じても処理は続行され、完了するとメールで通知されます。
- 長い動画は内部で区間に分けて順次解析するため、一部の区間が失敗した場合でも、失敗した区間だけを再試行できます。全体をやり直す必要はありません。
- 既存のPDF・Officeファイルからの手順書化にも同じAI解析が使えます(AIによる編集と既存資料の取り込みを参照)。
制約
- AI解析の実行回数はプランによって異なります。動き・音声による手順分割そのものは、無料プランを含む全プランで利用できます。
| 項目 | Free | Lite | Core | Pro | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| 動画アップロード(件/日) | 1 | 5 | 10 | 無制限 | 無制限 |
| 動画処理AI(回/日) | 1 | 5 | 10 | 無制限 | 無制限 |
| ファイルから生成(回/日) | 1 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
映像そのものを理解するAI
2026年5月7日のアップデートで、動画のAI処理に映像と言葉の両方を理解できる大規模AI(VLLM)を導入しました。音声の文字起こしだけに頼らず、映像の内容そのものを理解したうえで、文脈に沿った手順書を生成します。動画内の物(部品、工具、機械など)と人の動き(手順、所作、操作など)から動作の意味を言語化するため、解説音声が無い動画でも、何をしているかを分割して要約できます。
2種類の字幕を作り分ける
- 発話の文字起こし字幕。動画全体の文脈を踏まえて文字起こしするため、聞き取りミスによる支離滅裂な字幕が大幅に減りました。
- 動作描写の字幕。発話が無い区間も含めて、作業内容を説明する字幕を自動生成します。
注釈と設問の自動挿入
AIが映像から注目箇所を判断し、テキストの図形注釈を、表示する秒数つきで動画上に自動配置します。確認用の設問も併せて自動で挿入されます。
現場の前提をAIに渡す
- その動画にだけ当てはまる前提(対象設備、目的、使用工具など)は、解析時の「動画の説明」に書くと解析に反映されます。
- 業種や社内の専門用語のように毎回共通する前提は、専門用語集に一度登録しておけば毎回の入力が不要になり、解析へ自動的に反映されます。
作業改善の提案
解析後、組み上がった手順書に対する作業改善提案を生成できます。分類は排除、結合、再配置、簡素化(ECRS)に安全と品質を加えた6種類です。提案は閲覧するためのもので、手順書へ自動で反映されることはありません。
制約と注意
- Diveは、お客様の会社ごとにAIモデルを再学習させる仕組みではありません。現場の前提、専門用語集、動画の説明の雛形を解析前に渡すことで、御社の呼び方や書き方に寄せます。
- お客様のデータを内部で使って再学習やデータ閲覧を行うことはありません。
1手順を構成する4項目
Diveの手順は、常に同じ4つの項目で構成されます。動画を元にAIが4項目の初期値を生成し、作成者はエディターで動画を再生しながら追記するだけで、暗黙知が構造化されたテキストとして残ります。
| 項目 | 書く内容 | 画面上の色 |
|---|---|---|
| 作業としてすべきこと(本文) | 何をやるか。作業内容、操作、手順そのもの | - |
| 作業のコツ | どうやると上手くいくか | グレー(中立の補助情報) |
| 品質注意 | やると失敗すること | 青 |
| 安全上の重要事項 | やると危険なこと | 赤 |
品質注意と安全上の重要事項の切り分け
2つの切り分けは「人身の危険を伴うかどうか」で判断します。人身の危険を伴うものは安全上の重要事項、人身の危険を伴わない品質・物的・工程上の注意は品質注意です。判別に迷う「注意」で人身の危険を伴わないものは品質注意に倒します。
呼称と出力
- 画面表示上の正式名称は「作業のコツ」「品質注意」「安全上の重要事項」「設問」の4語で、全画面で統一しています。
- PowerPoint出力では1手順が1スライドになり、手順番号、タイトル、作業内容、作業のコツ、品質注意、安全上の重要事項、設問、サムネイル画像が配置されます(PowerPoint出力はProプラン以上)。
AIによる編集と既存資料の取り込み
AIが肩代わりする編集作業は、設問の自動作成、字幕の自動生成(音声がなくても生成可)、冗長シーンの自動カット、注釈の自動挿入です。加えて、手順ごとに再生速度を指定して、冗長なシーンは早送り、見せたい部分はスローにできます。
AI整理(生成AIによる文章校正)
手順の「作業すべきこと」に入力した文章をもとに、手順タイトル、作業のコツ、品質注意、安全上の重要事項を整理します。整理のモードは4つです。
- 口調だけ変更
- 文章全体(作業すべきことをもとに、タイトル、本文、コツ、品質注意、安全上の重要事項を整理し直す)
- 本文のみ(箇条書きにまとめる)
- タイトル簡潔化(20文字以内)
生成する文章の口調は、命令(常体・命令形。手順書の標準)、敬語(丁寧語。新人教育や監査提出向け)、勧誘(柔らかい呼びかけ調。教育・トレーニング向け)から選べ、字幕の口調は本文と別に指定できます。手順書の基本情報からは[AIでタイトル・概要を生成]で、手順全体の文章をもとに表題と概要説明を生成できます。AI整理はProプラン以上の機能です。
既存マニュアルから安全・注意を抽出して各手順に反映
作業標準、図面、チェックシート、参考資料などの既存マニュアルを「関連ファイル」として手順書に添付すると、AIが「作業すべき事」「作業のコツ」「品質注意」「安全上の重要事項」を抽出し、該当する各手順に振り分けて反映します。
- 抽出結果は反映前に手順ごとの候補として確認でき、割り当て先の手順やカテゴリを変更したうえで採用・不採用を選べます。
- 関連ファイルは「閲覧者には非公開」に設定でき、社内資料は管理する側にだけ閉じたまま運用できます。
PDF・Officeファイルから手順書を作る
Excel(.xlsx/.xlsm/.xls)、Word(.docx/.doc)、PowerPoint(.pptx/.ppt)、OpenDocument、PDFから、AIがタイトル、概要、手順(設問・良否判定を含む)まで自動生成して手順書化できます。作成時に選べる項目は次のとおりです。
| 設定 | 選択肢 |
|---|---|
| 本文モード | 整形/転記 |
| 手順の分け方 | 内容ごと(1ページ内の表の行や箇条書きを個別の手順にする)/ページごと(1ページが1手順) |
| 文体 | 命令/敬語/勧誘/作成方針に従う |
| 設問 | 作る/作らない |
| 良否判定 | つける/つけない |
| ExcelなどのPDF化方法 | 1シート1ページ/横1ページ幅/印刷設定に従う |
手順書作成方針(Enterpriseプラン)
グループ単位で「手順書作成方針」(言い回し・書き方、べからず集、一般的な言い回し)を定義できます。AI整理の文章スタイルで[方針に従う]を選ぶと、AIは方針どおりの言い回しと粒度で手順を整えます。
- 見本となる手順書やマニュアルファイルを登録すると、AIが方針の下書き(言い回し、べからず集、一般的な言い回し)を自動生成します。
- [方針チェック]で、編集中の手順書が組織の手順書作成方針に沿っているかをAIに確認させられます。
制約と注意
- AI整理(文章校正)はProプラン以上、手順書作成方針はEnterpriseプランの機能です。
- 参考にする作業手順書の区切りに動画を厳密整合させる機能はβ提供中です。
- お客様のデータを内部で使って再学習やデータ閲覧を行うことはありません。
- 手順の分割を人が編集する操作についても、エピソテックは特許を取得しています(特許第7546989号)。動画からの自動分割は特許第7716145号です。
専門用語集と辞書
AIが生成した文章を、御社の呼び方と表記に寄せるための仕組みです。[辞書・テンプレート]は、読み上げ辞書、専門用語集、表記統一辞書、テンプレート、タグの5タブで構成されます。
3つの辞書
| 辞書 | できること | プラン |
|---|---|---|
| 専門用語集 | 社内呼称と正式表記、訳語を登録すると、動画やPDFのAI解析時にその表記が優先され、閲覧時の自動翻訳でも登録した言語別の対訳が優先される | Coreプラン以上 |
| 表記統一辞書 | 「置換元から置換後」のルール(モーターをモータにするなど)を登録すると、AI解析の最終テキストには自動で反映され、手順書の編集画面ではボタン操作で一括反映できる | Proプラン以上 |
| 読み上げ辞書 | 音声読み上げが漢字や単位、固有名詞を読み間違えるときに、ふりがなで読みを指定できる | - |
登録と運用
- 専門用語集は、製造、介護、建設、食品、物流、小売、オフィスの業種別テンプレートから取り込んで始められます。
- 辞書類はExcelやCSVで一括登録でき、取り込み前に追加、更新、スキップ、エラーの差分プレビューが表示されます。
- 専門用語集に一度登録すれば、動画ごとに社内用語を毎回入力する必要はなくなります。
権限と承認
辞書の直接編集、一括保存、提案の承認はオーナーとチーム管理者が行います。グループ管理者以下のユーザーが辞書に登録した内容は「提案」として扱われ、オーナーまたはチーム管理者が承認すると反映されます。
構造化された動画手順書(動画・文章・設問)
Diveの手順書は、手順ごとに区切られた動画に、文章と設問を組み合わせた構造を持ちます。動画だけでは伝わらない判断基準やコツを文章で補い、「合っているか」を設問で確認します。通し動画をそのまま見せる動画マニュアルとは、成果物の形が異なります。
製品サイトでは自社調査を引用し、動画マニュアルを導入した製造現場でも87%が「見ても結局、先輩に聞く」と回答したことを示しています。動画・文章・設問で構造化する狙いは、この「結局聞く」を減らすことにあります。
設問(確認ポイント)
- 手順ごとに設問を設置できます。種類は「Yes/No選択」「単一選択」「複数選択」「自由入力(テキスト)」「自由入力(数値)」の5種類です。
- 選択肢に正解を設定すると、閲覧者が正解するまで次の手順に進めない運用にできます。
- 数値入力では、下限と上限で「正解の範囲(教育用の採点)」と「正常範囲(点検用)」を設定できます。片側だけの制限も設定できます。
- 手順に「写真提出を必須にする」設定があり、作業者が撮影した画像を回答として提出させられます。
設問はCoreプラン以上の機能です。
良否判定と点検表・チェックシート運用
- 設問を「良否判定として使う」に切り替えると、正解/不正解ではなく正常/異常の判定になります。異常でも手順書は止まらず、「異常」として記録に残るため、点検表・チェックシートの運用に使えます。
- 閲覧記録モーダルで「誰がいつ何と回答したか」を確認できます。行が1回の実施、列がその版の各設問、セルが回答値とOK・NGのチップです。
手順ごとの点検・良否記録はCoreプラン以上、閲覧記録のCSV出力はProプラン以上です。
条件分岐
- 設問の回答に応じて、次に表示する手順を切り替えられます。分岐先は「次の手順へ」「完了(END)」「任意の手順」から選びます。
- 判定対象になる設問タイプは、はい/いいえ、選択式、複数選択、テキスト入力、数値入力の5種類です。設問のない手順から、フロー図で特定の手順へジャンプさせることもできます。
- 分岐はフロー図で全体を見ながら編集でき、分岐元の手順をクリックすると分岐先が色分け表示されます。分岐の設定画面はPC専用です。
制約として、分岐を含む手順書はMP4出力に対応していません。条件分岐はProプラン以上の機能です。
下書き、承認、発行
手順書は下書き、承認フロー、発行の流れで管理します。承認フローはグループ単位で設定でき、承認者が承認しない限り発行・改訂は実行されません。改訂履歴も残ります。承認フローはProプラン以上の機能です。
プラン条件(この節の機能)
| 機能 | 利用できるプラン |
|---|---|
| 手順ごとの設問 | Core以上 |
| 手順ごとの点検・良否記録 | Core以上 |
| 条件分岐 | Pro以上 |
| 閲覧記録のCSV出力 | Pro以上 |
| 承認フロー | Pro以上 |
横断検索とAI検索
手順書が増えるほど、探せないものは使われません。Diveは全文検索とAI検索の2系統を用意しています。どちらもFreeプランを含む全プランで利用できます。
全文検索の対象
- 手順書のタイトル、概要説明
- 手順の内容(手順タイトル、文章、作業のコツ、品質注意、安全上の重要事項、設問)
- 動画内テキスト、動画内の字幕
- AR内のテキストオブジェクト
- 手順書・フォルダに付与したタグ
検索の書き方
- フレーズ検索("…")、除外(-word)、AND/OR に対応します。
- タイトル系を優先する重み付けスコアで並びます。
- 表記ゆれやタイプミスにも耐性があり、「サーバ」で「サーバー」がヒットします。
- タグでの絞り込みができます(複数選択可、OR条件)。
AI検索(対話型)
- 普段の話し言葉で「何をしたいか」「何に困っているか」を投げると、AIが手順書を横断して該当する手順書・手順を提示します。
- 回答の根拠となった手順書・手順を引用して示し、どの手順番号から見ればよいかまで返します。
- 情報が足りないときはAIから聞き返します。会話形式で追加質問でき、会話履歴は保存されます。
- 入力欄のマイクアイコンから音声で質問できるため、両手がふさがっている作業中でも使えます。
前提として、AI検索が推奨するのは、その利用者がアクセスできる手順書の範囲です。

192言語の自動翻訳と読み上げ
閲覧時に言語を選ぶだけで、原文の言語を問わず双方向に翻訳されます。翻訳の対応言語は192言語です。自動翻訳、翻訳言語での読み上げ、字幕・文章の読み上げは、Freeプランを含む全プランで利用できます。
何が翻訳されるか
- 言語を選ぶと、手順の文章、字幕、読み上げ音声のすべてが翻訳されます。
- 「原文を併記する」オプションがあり、翻訳文と原文を同時に表示できます。
- PDF、Excel、PowerPoint、MP4の各出力でも、翻訳言語を指定すれば翻訳された状態のファイルを出力できます。
- AI解析時に「認識言語」を指定することで、日本語以外の音声も文字起こしできます。
言語の選び方
言語選択は2層構成です。日本の製造業・外国人材で需要の高い29言語(日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、タイ語、ミャンマー語、クメール語、マレー語、ネパール語、ヒンディー語、タミル語、ベンガル語、シンハラ語、モンゴル語、ウズベク語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、トルコ語、ポーランド語、チェコ語、ハンガリー語、スロバキア語、ロシア語)を常時表示し、残りは検索で全192言語から選べます。
読み上げ
- 読み上げは2種類あります。文章の読み上げ(既定ON、動画と非同期のためタイミング調整が不要)と、字幕の読み上げ(既定OFF、字幕の表示タイミングに同期)を使い分けられます。
- 固有名詞や型番、単位の読み間違いは「読み上げ辞書」でふりがなを指定して直せます。チーム単位で登録します。
制約として、読み上げ音声は192言語のうち65言語がその言語のネイティブ音声に対応し、音声を持たない言語は英語音声で読み上げられます。
オフライン利用
事前読込機能により、インターネット接続がないオフライン環境でも、オンライン時と同様に手順書を利用できます。翻訳もオフラインで使えます。
何が端末に保存されるか
- 手順書本体、動画や画像などのメディア、翻訳、読み上げ音声をまとめて保存します。
- 事前読込のときに翻訳言語を選んでおくと、その言語の翻訳と音声も一緒に保存されます。選ばない場合は原文のみです。
- オフライン中の作業記録(設問の回答など)は端末に保持され、通信が回復した時点で自動的に送信されます。
ブラウザとアプリの違い
- オフライン再生はWebブラウザでも動作します。オフライン時は専用ページ(https://app.divedx.com/offline)に、事前読込した手順書が表示されます。PCやWindowsタブレットでも閲覧できます。
- スマホアプリでは、Webブラウザと異なり通常の閲覧時に自動で動画がダウンロードされ、アプリ内ストレージに安定して蓄積されます。通信環境が悪い現場ではアプリの利用を推奨しています。
回線の細い環境向けに、多段解像度・最適化配信はFreeプランを含む全プランで利用できます。
制約
Enterpriseプランの「端末キャッシュ設定」で、端末に閲覧データを一切残さないモードに切り替えられます。このモードを有効にしたチームでは、オフライン再生と事前読込は無効になり、常にネットワーク接続が必要になります。

QRコードと印刷・持ち出し
現場の掲示や設備に貼る運用のために、QRコードの発行と一括印刷ができます。
QRコードの発行
- QRコードは手順書単位とフォルダ単位で発行できます。フォルダのQRを読むと、そのフォルダの手順書一覧が開きます。
- 共有モーダルの「指定の手順から開く」をONにすると、手順書の最初からではなく特定の手順から開くURLとQRコードを発行できます。期限付きの外部共有URLでも設定できます。
- 期限付きのQRコードを発行でき、期間が過ぎると閲覧できなくなります。
QRの一括印刷
- フォルダの中の手順書とサブフォルダをまとめて選び、複数のQRコードをA4用紙に一括印刷できます。
- レイアウトはA4の1面、4面、9面、24面から選べます。
- 併記する情報を個別にON/OFFできます(名称は既定ON、概要、ステップ数、URLは既定OFF、サムネイル)。レイアウトと表示項目に応じてQRコードのサイズが自動で最適化されます。
- フォルダの行はステップ数の代わりに「フォルダ」と表示され、セル枠が実線で区別されます。
紙・ファイルへの持ち出し
- 手順書の出力形式はPDF、Excel、PowerPoint、動画(MP4)の4種類です。
- PDF、Excel、PowerPointの出力時に「各手順にジャンプURLを付ける」(既定ON)を有効にすると、各ページ・行・スライドに、その手順を直接開けるリンクが埋め込まれます。紙に印刷しても、そこから元の動画手順に戻れます。
- PowerPoint出力は1スライドが1手順で、表紙スライド(手順書名、概要、Rev番号)と改訂履歴スライド(Rev、改訂内容、起案者、起案日、承認日、承認者)を含む構成です。
- MP4出力はフレームレート最大30、解像度720pで、手順書全体をDiveの画面と同じ見た目の動画として出力できます。
- Excelで出力できるデータは、手順書、フォルダ内の手順書一覧、スキルマップ、ユーザー個人の手順書閲覧履歴、メンバー・グループ一覧です。
プラン条件(この節の機能)
| 機能 | 利用できるプラン |
|---|---|
| QRコード発行、外部共有、MP4出力 | Lite以上(Freeは不可) |
| PDF出力、Excel出力 | Core以上 |
| PowerPoint出力、手順書一覧の出力 | Pro以上 |
欲しい手順書(アイデア帳)
「欲しい手順書」は、閲覧ユーザーを含む全員が「こういう手順書が欲しい」と投稿できるボードです。同じ困りごとを持つ人が「+1」で後押しし、票数がそのまま作成の優先度になります。同じ人が二重に投票することはできません。すべてのプランで利用できます。
同じボードが、役割によって2つの見え方をします。閲覧する側にとっては「欲しい手順書」、作成する側にとっては「何を作るか」のネタ元となる「アイデア帳」です。
投稿から完成まで
- 要望は「欲しい」「作成中」「完成」のステータスで管理します。
- 要望を「完成」にすると、応えた手順書が要望カードに紐付き、投稿者と「+1」した人へ未読バッジとメールで通知されます。投稿者には「あなたの要望に応えました」と表示されます。
- 各カードにコメントスレッドがあり、コメントを投稿すると要望の投稿者と「+1」した人へメール通知が届きます。
表示範囲と計画への昇格
- 欲しい手順書の表示範囲は所属グループに応じて出し分けられます。閲覧範囲外のグループに属する投稿者や「+1」した人は、匿名のアバターで表示されます。
- 現場から上がった要望は、トップダウンの整備計画ボードである「作成計画」に昇格させて、担当・期限・進捗を管理できます。完成時には元の投稿者と「+1」した人へ通知が届きます。
欲しい手順書の投稿は全プランで利用できますが、作成計画の管理操作はProプラン以上です。
教育(コース)
Diveは「教育」と「育成」を別の機能として分けています。教育(コース)は、必ず見てほしい手順書のセットを束ねて対象者へ配布する仕組みです。手順書を置いておくだけでは「見て終わり」になりますが、コースにすると受講順序・確認テスト・期限・到達状況の管理まで一続きで扱えます。もう一方の育成(スキルマップ)は、その人の力量を評価・計画・記録する仕組みで、下の節で説明します。
何ができるか
- 複数の手順書を1つのコースに束ね、グループ単位/個人単位に割り当てて配布できる。
- コース名・説明はAIで生成でき、コースに入れる手順書は手動での選択とAIによる提案の両方から追加できる。
- 順次アクセス(前の手順書を完了するまで次を開けない)を設定できる。
- 厳格な完走判定(設問に誤答があれば完了とみなさない)を設定できる。
- 確認テストを付けられる。設問は手動作成とAI生成の両方に対応し、設問はコースに追加した手順書の内容からAIに生成させられる。合格ラインは正答率で指定する(既定80パーセント)。
- 履修期限を設定でき、期限の3日前・前日・期限超過の3タイミングで受講者本人に自動リマインダーメールが届く(毎日8時00分・日本時間に判定して配信)。
- 到達状況は「対象者×コース内手順書」のグリッドで一望できる。完了は緑、誤答は赤、未完は黄、未読は灰の4色で塗り分けられる。
- コース分析で、受験者数・合格率・平均正答率・平均受験回数に加え、設問別の正答率と選択肢の分布まで確認できる(どの設問でつまずいているかが分かる)。
- ひとり立ちチェックで、ある人がある手順書を人に聞かずに完走できたかを、一発完走/つまずきながらも完走/途中離脱/確認ポイントなし/未閲覧の状態で判定できる。クリックするとつまずき箇所の詳細に降りられる。
- 個人ページで、1人のユーザーを「教育(コース履修)」「育成(力量・スキルマップ)」「活用(閲覧・利用パターン)」の3タブで一望できる。
どう使うか、前提
- コースの完了は「コース内の全手順書の完了」と「確認テストの合格」で判定される。確認テストは全手順書を完了すると受験でき、不合格でも再受験できる。
- ひとり立ちの判定は設問への回答記録に基づく。設問が置かれていない手順書は「確認ポイントなし」となり、ひとり立ちの判定はできない。手順ごとの設問設定はCoreプラン以上の機能。
- リマインダーは受講者本人に届く。3段階それぞれ1回のみ送られ、すでに完了している人には送られない。期限を変更した場合は新しい期限で再送される。
制約と注意
- 教育(コース)はCoreプラン以上の機能で、Free・Liteでは利用できない。
| 機能 | 利用できるプラン |
|---|---|
| 教育管理(コース) | Core・Pro・Enterprise |
| コースの割り当て・到達管理 | Core・Pro・Enterprise |
| 締切リマインダー | Core・Pro・Enterprise |
| 手順ごとの設問設定 | Core・Pro・Enterprise |
育成(スキルマップ)
育成(スキルマップ)は、その人の力量を評価し、育成計画を立て、記録として残すための機能です。ISO9001の7.2「力量」の要求事項と関連づけて設計しています。
何ができるか
- カテゴリ、サブカテゴリ、スキルの3階層でスキルを管理する。業種テンプレートは30種類以上あり、そこをベースに作成できる。用意されている分野は製造、介護、建設、食品、物流、小売、オフィスなど。
- 各スキルに評価基準を4つのレベル(Lv1からLv4)で定義できる。表の1セルは「スキル×メンバー」で、円を4分割して達成レベルを塗り分け、Lv4を達成すると円が完全に埋まる。育成中のレベルは別の色で表示される。
- スキルごとに目標レベル(レベル閾値)を設定できる。
- スキルに関連手順書を紐づけると、そのユーザーがその手順書を見た履歴が、対象スキルの育成記録として集計される。紐づけは[AIで一括紐づけ]で提案させ、内容を確認したうえでまとめて反映できる。
- 本人による自己評価と、管理側による確定評価の2系統がある。自己評価が上がると管理側に「レベル変更を検討してください」と表示される。
- 各スキルに人員計画(求めるスキルレベルを持った人の数)を設定すると、実際のメンバーのスキル状況と突き合わせて[ギャップ]列に不足が表示される。
- スキルレベルごとに育成計画期間と育成担当者を設定できる。育成担当者は「教え子」一覧から、誰のどのスキルを引き上げるべきかと、その進捗を確認できる。
- 評価はスナップショットとして保存・承認でき、履歴を残せる。その時点のスキルマップ状況をExcelで保管でき、監査の承認記録としても使える。スキルマップはExcelからの取り込みにも対応する。
- スキルカタログを使うと、チーム共通のスキル定義を一元管理できる。カタログを更新すると、それを採用している全グループのスキルマップに自動で同期される。
どう使うか、前提
- まず業種テンプレートからスキルの骨格を作り、自社のカテゴリとスキルに直してから運用に載せる。
- 閲覧履歴が育成記録として積み上がるのは、スキルに手順書を紐づけた場合。紐づけがないスキルは、評価入力だけで管理することになる。
- 自己評価はそのまま確定にはならない。確定評価は管理側の操作で決まる。
制約と注意
- スキルマップはCoreプラン以上の機能で、Free・Liteでは利用できない。
- チーム共通のスキル定義を持つスキルカタログはEnterpriseプランのみ。
- スキルマップのExcel出力はProプラン以上。
| 機能 | 利用できるプラン |
|---|---|
| 育成管理(スキルマップ) | Core・Pro・Enterprise |
| スキルマップのExcel出力 | Pro・Enterprise |
| スキルカタログ(チーム共通スキル) | Enterprise |
AR・スマートグラス(動画手順書を補う追加表示)
Diveの中心は、スマートフォンとPCのブラウザで完結する動画手順書です。ARはその置き換えではなく、動画と文章だけでは伝わりにくい「どこか」「どの方向か」を現物に重ねて補う追加情報として使います。ヘルプ記事でも、ARは要所に添える補助機能として使うことを推奨しており、すべての手順をARにすることは推奨していません。
何ができるか
- 手順に配置したARオブジェクトを現物に重ねて表示し、対象の場所や向きを示す。動画手順・画像手順・PDF手順のいずれの手順にもAR設定を追加できる。
- 手順ごとにARの有効・無効を切り替えられる。位置合わせ用のスキャンデータは手順単位で設定・解除できる。
- AR内に配置したテキストは、手順書の横断検索の対象に含まれる。
- 現場の風景や設備の画像をそのまま位置合わせに使うため、ARマーカーの印刷物を用意する必要がない。CGエンジニアなしでスマートフォン1台でARコンテンツを構築できる。
位置合わせの方式
| 方式 | 内容 |
|---|---|
| 空間認識(VPS:Visual Positioning System) | 現場をスキャンした点群・マップ情報に位置合わせする。マーカーの用意は不要。 |
| 平面検出(マーカーレス) | スキャンデータを使わず平面を検知して配置する。空間認識が使えない場合はこの方式にフォールバックする。 |
対応デバイス
- スマートフォン・タブレット:ARCore/ARKit対応端末(AndroidはDepth API対応端末を推奨)。
- スマートグラス:単眼タイプ(Vuzix M400シリーズ/RealWear Navigatorシリーズ)と、ARグラスタイプ(Xreal Air 2 Ultra/XREAL One・One Pro/MiRZA/dynaEdge XR1)。製品サイトでは計8種類以上に対応と案内している。
- XREAL One に純正カメラモジュール XREAL Eye を装着すると、6DoF、AR手順書の位置合わせ、グラス視点のカメラ映像を伝送する遠隔支援が利用できる。
遠隔支援
- 現場のスマートフォン・スマートグラスのカメラ映像をリアルタイムに送りながらビデオ通話ができる。
- ARオブジェクトを相手の空間に配置できるため、「そこ」「ここ」といった指示語でのやり取りが成立する。
- 1セッションの参加人数は15人まで。
制約と前提
- ARオブジェクトの配置・編集は、AR対応デバイスのスマートフォンアプリで行う。ブラウザだけでAR編集は完結しない。
- AR手順書の作成、スマートグラスアプリの利用、点群での位置合わせはProプラン以上。空間認識(VPS)の外部マップ連携と遠隔支援はEnterpriseプランのみ。
- Liteプランでは、すでに作られたAR手順書を閲覧することはできるが、AR編集はできない。
運用・権限・レポート・出力
権限とグループ
- 権限は オーナー/チーム管理者/グループ管理者/作成ユーザー/閲覧ユーザー の5種類。この5権限は同じ権限枠(アカウント数上限)を共有して消費する。
- フォルダ単位でアクセスできるグループを絞り込める。ただしオーナー/チーム管理者は特権扱いで、アクセス制限に関わらず全フォルダへアクセスできる。
- メールアドレスを持たない現場の方向けに、ログインID方式の「メール不要アカウント」を発行できる(全プラン)。
| プラン | グループ数 | 階層 |
|---|---|---|
| Free/Lite | グループなし | — |
| Core | 5グループまで | 1階層まで |
| Pro | 無制限 | 1階層まで |
| Enterprise | 無制限 | 無制限 |
料金表上は、グループ管理とフォルダのアクセス制限はCoreプラン以上の機能です。
承認フローと改訂
- 手順書は 下書き → 承認フロー → 発行 の流れで管理する。承認フローはグループ単位で設定でき、承認者が承認しない限り発行・改訂は実行されない。
- 改訂履歴が残り、復元できる。承認フローはProプラン以上。
社外に出す2つの方法
| 項目 | 外部共有URL | ゲスト招待 |
|---|---|---|
| ログイン | 不要 | 必要 |
| 共有の単位 | 手順書1本ごと | フォルダ単位 |
| 権限枠 | 消費しない | 通常の権限枠とは別枠を消費(アカウント数の3倍まで。例:Pro=アカウント50/ゲスト招待150) |
| できること | 閲覧 | 情報共有専用(閲覧のみ。教育・育成・活用レポート等の集計対象外) |
| 統制 | 期限・パスワード・監査ログ | 監査ログ・IPアドレス制限・SSOの統制下 |
| プラン | Lite以上 | Core以上(Free・Liteは利用不可) |
- 外部共有URLは、発行時に有効期限またはパスワードのどちらかが必須で、期限もパスワードもない永続URLは発行できない(無期限にする場合はパスワード保護が必須)。
- 発行済みの外部共有URLは、期限変更・パスワードのローテーション・無効化・復活ができ、発行・無効化・復活・期限変更・パスワード変更はすべて監査ログに記録される。
- 外部共有URL機能はセキュリティ配慮のため既定で無効になっており、オーナーがチーム設定で有効化しないと使えない。
- ゲスト招待では、手順書一覧がフォルダの階層構造ではなく1枚のフラットな一覧で表示されるため、社内の組織構造(フォルダ名・並び)が外部に見えない。
- ヘルプ記事では、セキュリティ観点から社外共有は原則ゲスト招待を推奨している。
活用レポートとROI
- [閲覧・活用]/[つまずき]/[下書き状況]/[経済効果・ROI]の4タブ構成。期間とグループで絞り込んで集計する。[経済効果・ROI]タブはオーナー/チーム管理者のみ表示される。
- 閲覧数・利用者数・参照手順書数・1本あたり閲覧回数・作成時間・公開回数などを、グループ別/メンバー別/手順書別に確認できる。期間は 全期間/直近1週間/1か月/3か月/6か月/1年 で切り替える。
- 「手順書を最後まで閲覧して完了報告した」状態を完走、「設問にすべて一度も間違えずに完走した」状態を“ひとり立ちした”と定義し、自力完了率として可視化する。
- つまずきマップで、どの確認ポイントで・何人が・どの選択肢で詰まったかが分かる。
- レポート全体(概要/グループ・ユーザー軸/手順書軸/日別トレンド/下書き状況/経済効果・ROI)を1つのExcelファイルとして出力できる。
- 活用レポートから社内稟議用の提案資料(PowerPoint)を自動生成できる。実績ベース版に加え、契約前・トライアル中でも使える試算版(数値仮置き)に対応する。
- 料金表上、活用レポートはFreeを含む全プランで利用できる。
経済効果は次の3内訳を合算して算出する。前提となる時間・単価は自社の実情に合わせて画面上で変更できる(平均人件費の既定値は3,000円/時)。
| 内訳 | 計算 |
|---|---|
| A. 初期教育の代替 | 初回閲覧件数 × 既定30分 |
| B. 質問の代替 | 再閲覧件数 × 既定15分(先輩に聞かずに自分で確かめた分) |
| C. 作成の効率化 | 公開回数 ×(旧来90分 − Dive 15分) |
結果は 合計効果時間(h)/合計効果金額(円)/現在のプラン月額に対するROI倍率/投資回収期間(日)として表示される。同じ計算式を使ったROIカリキュレーターを、ログイン不要で公開している。
作業分析(IE時間分析)
- 動画を作業要素ごとに分解し、標準時間やレイティングを自動算出する。ECRSの観点で改善提案を作り、改善前後を数値で比較できる。
- 熟練者のお手本動画と対象者の作業を同一画面で同期再生して比較できる。
- 時間分析・改善提案・改善後動画の素材化・対象者との比較はいずれもProプラン以上。手順ごとの点検・良否記録はCoreプラン以上。
出力
- 手順書の出力形式は PDF・Excel・PowerPoint・動画(MP4)の4種類。MP4は言語ごとに書き出せる(翻訳した字幕・音声を載せた動画を言語別に出力できる)。
- PDF出力はテンプレートを切り替えられる(既定のシンプル版に加え、チームで作ったテンプレートを選べる)。
- Excelで出力できるデータは、手順書/フォルダ内の手順書一覧/スキルマップ/ユーザー個人の閲覧履歴/メンバー・グループ一覧。
- CSV出力は閲覧記録(点検表)と監査ログで提供する。UTF-8 BOM付きのため、Excelで開いても文字化けしない。
| 出力 | 利用できるプラン |
|---|---|
| MP4出力 | Lite以上 |
| PDF出力/Excel出力 | Core以上 |
| PowerPoint出力、手順書一覧の出力、スキルマップ出力、閲覧記録(点検表CSV)の出力 | Pro以上 |
その他の運用機能
- PC画面の録画にも対応する。
- 動画・画像・PDFを手順ごとに組み合わせて1つの手順書にできる。
- AI読み上げ、ボイスコマンド(次へ/再生/停止)。
- 多階層フォルダ管理、改訂履歴・復元、承認フロー。
制約
- 条件分岐を含む手順書はMP4出力に対応していない。
- オーナー/チーム管理者は、フォルダのアクセス制限に関わらず全フォルダにアクセスできる(制限の対象外)。
セキュリティ
第三者認証と外部評価
- 情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001:2022(ISMS)を2024年11月に取得。認証機関はG-CERTi、認証番号 GIJP-1469-IC、認定はIAS(MSCB-113)。
- 外部のセキュリティ評価プラットフォームAssuredの評価に回答している。
- 経済産業省「クラウドサービスレベルのチェックリスト」に準拠したセキュリティチェックシートを提供している。
データの取り扱い
- すべての通信はHTTPSで暗号化している。データベース・ファイルともに暗号化しており、ストレージのリージョンは国内(東京)。
- 動画解析AIは再学習しない設計で、お客様のデータを内部で使って再学習やデータ閲覧を行うことはない。業務手順という機密性の高いノウハウを、そのままAI解析にかけられる。
- サーバー監視は24時間365日。サーバーへのアクセスはシステム運用担当に限定しており、運用担当が顧客データを参照することは原則ない(お客様からの依頼や障害対応等を除く)。
- 稼働率は過去1年間の実績で99.9%。
認証とアクセス制御
- シングルサインオンは SAML 2.0(Okta/Azure AD/OneLogin/HENNGE One ほか)と Microsoft Entra ID(OIDC)の2方式に対応する。利用にはIdPの事前登録が必要。「SSO以外のログインを禁止する」設定も可能(Enterpriseプラン)。
- 2段階認証はTOTP(Google Authenticator、Microsoft Authenticator等)に対応する。チーム全員への必須化はEnterpriseプランで、例外グループ・例外ユーザーを指定できる。SSOユーザーはIdP側で認証するため、必須化の対象外になる。
- ソーシャルログイン(Google、Facebook等)は提供していない。
- IPアドレス制限は、グローバルIP(IPv4/IPv6)を単一・範囲・CIDRの3形式で登録できる。許可リストのExcel取込・Excel出力に対応する。
統制と監査
- 監査ログには、ログイン(成功・失敗・MFA・SSO)、ユーザーの追加・削除・権限変更、セキュリティ設定の変更、外部共有URLの発行・無効化・復活・期限変更などが記録され、CSVでダウンロードできる。オーナー権限のユーザーはチーム内のアクセスログ(ログイン履歴、ユーザー・グループの変更履歴など)を取得できる。
- 機能ごとの利用許可ロール設定(Enterpriseプラン)。手順書のファイル出力/フォルダのExcel出力/外部共有/素材ダウンロード/添付ファイルのダウンロード/スキルマップ出力/活用レポート出力 の機能ごとに、利用を許可するロールの閾値を設定できる。
- 端末キャッシュ設定(Enterpriseプラン)。端末に閲覧データを一切残さないモードに切り替えられる。この設定にすると、オフライン再生・事前読込は利用できなくなる。
- 外部共有URL機能は既定で無効。オーナーがチーム設定で有効化しない限り使えない。
- セキュリティ設定(IPアドレス制限・SSO・2段階認証の必須化・パスワードポリシー・外部共有の禁止・機能別のロール閾値・端末キャッシュ・監査ログ)は、すべてオーナー権限をもつユーザーのみが変更できる。
プラン別のセキュリティ機能
| 機能 | 利用できるプラン |
|---|---|
| 2段階認証、IPアドレス制限、監査ログ | Freeを含む全プラン |
| 外部共有の禁止設定 | Lite以上 |
| 2段階認証の強制、シングルサインオン、ダウンロード制限の柔軟設定(機能別のロール閾値)、端末キャッシュ設定 | Enterpriseのみ |
導入実績
上場企業や大学など、セキュリティ要件の厳しい組織にも導入されている。
プランと料金
プランは Free/Lite/Core/Pro/Enterprise の5段階。手順書の数とストレージ容量は全プラン無制限で、上限が付くのはアカウント数と1日あたりの処理回数です。表示価格はすべて税抜です。
プラン一覧
| プラン | 月額(1年契約) | 月額(3か月契約) | アカウント数 | 動画アップロード(件/日) | 動画処理AI(回/日) | ファイルから生成(回/日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Free | 無料 | 無料 | 3 | 1 | 1 | 1 |
| Lite | 1万円 | 1.6万円 | 10 | 5 | 5 | 無制限 |
| Core | 2.5万円 | 4万円 | 25 | 10 | 10 | 無制限 |
| Pro | 5万円 | 8万円 | 50 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| Enterprise | 10万円 | 16万円 | 100 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
- Freeは試用向けの枠。アカウントは3、動画のアップロードとAI解析は1日1件まで、既存ファイル(PDF・Office)からの手順書化は1日1回まで。外部共有URLとQRコードの発行はできない。
- アカウント数の上限はオプションの適用で増やせる。ユーザーを無効化するとその分の枠が空き、無効化しても利用履歴は残るためオーナー/チーム管理者が復元できる。
- ゲスト招待(Core以上)は通常の権限枠とは別枠で、アカウント数の3倍まで利用できる(例:Pro=アカウント50/ゲスト招待150)。Free・Liteでは利用できない。
- メールアドレスを持たない現場向けの「メール不要アカウント」は全プランで使える。
アカウント追加オプション
| プラン | 追加料金 |
|---|---|
| Free | 追加不可 |
| Lite | 月1,500円/枠(1枠単位) |
| Core | 月1,200円/枠(10枠単位) |
| Pro | 月1,000円/枠(25枠単位) |
| Enterprise | 50枠単位。〜100枠追加は月550円/枠、101〜300枠は月500円/枠、301〜500枠は月450円/枠。501枠以上は個別見積。 |
その他のオプション
- 都度/定期的な対面サポート:5万円/回(3時間以内)+旅費実費
- 作成代行:4万円/本(10分以内の動画素材1点を使用)
プランで変わる主な機能
| プラン | そのプランから使える主な機能 |
|---|---|
| Lite以上 | QRコード発行、外部共有URL、MP4出力、下書き共有・コメント、外部共有の禁止設定 |
| Core以上 | 手順ごとの設問、手順ごとの点検・良否記録、教育(コース)とコースの割り当て・到達管理・締切リマインダー、育成(スキルマップ)、ゲスト招待、専門用語集、グループ管理とフォルダのアクセス制限、PDF出力・Excel出力 |
| Pro以上 | AI解析・動画アップロード無制限、手順遷移の条件分岐、生成AIによる文章校正、表記統一辞書、承認フロー、作業分析(時間分析・改善提案・比較)、AR手順書作成・スマートグラスアプリ、PowerPoint出力、手順書一覧・教育育成結果・設問記録の出力 |
| Enterprise | シングルサインオン、2段階認証の強制、ダウンロード制限の柔軟設定、端末キャッシュ設定、スキルカタログ、手順書作成方針の設定、空間認識(VPS)の外部マップ連携、遠隔支援 |
契約と支払い
- 契約形態は3か月契約と1年契約のサブスクリプション。1年契約の方が割安。
- サブスク開始時に、対象期間のプラン価格を一括で支払う。
- 終了日の30日前までにキャンセルの連絡がない場合は自動更新される。
- 各プランはアプリ内から14日間の無料トライアルができる。
- サブスク終了後もデータは保持され、無料プランへ自動的に移行する。いつでも有償プランを再開できる。
制約
- Freeプランでは外部共有URLとQRコードの発行ができない。
- Free・Liteプランではグループ(階層フォルダ)とゲスト招待を利用できない。
よくある質問
- 動画マニュアルと動画手順書は何が違いますか
-
通し動画をそのまま配る「動画マニュアル」と違い、Diveの「動画手順書」は手順ごとに区切られた動画に、文章と設問を組み合わせた構造を持ちます。各手順の文章は「作業すべきこと」「作業のコツ」「品質注意」「安全上の重要事項」の4項目で構成され、動画だけでは伝わらない判断基準やコツを言葉で残せます。手順ごとに設問を置いて理解を確認でき、回答に応じて次に進む手順を切り替える条件分岐にも対応します。エピソテックの自社調査では、動画マニュアルを導入した製造現場でも87%が「見ても結局、先輩に聞く」と回答しており、Diveはこの「見ても自己解決できない」を構造で解くことを狙った製品です。
- 撮影は手順ごとに分ける必要がありますか
-
必要ありません。いつもの作業を一連で撮影してアップロードすれば、AIが手順ごとに自動で分割し、各手順の動画・タイトル・文章・手順書全体の概要説明まで生成します(自動分割の仕組みは特許第7716145号を取得済み)。分割の粒度は「工程/手順/動作/単一」の4段階から選べ、既存の参考手順書の区切りに合わせて分割させることもできます。AIは映像そのものを理解するため解説音声がない動画でも作業内容を言語化でき、話していない動作シーンにも動作を説明する字幕を自動生成します。解析はおおむね動画の長さと同じくらいの時間で完了し、アプリを閉じても処理は続き、終わるとメールで通知されます。
- 既存のPDFやExcelのマニュアルから手順書を作れますか
-
作れます。Excel(.xlsx/.xlsm/.xls)、Word(.docx/.doc)、PowerPoint(.pptx/.ppt)、OpenDocument、PDFを取り込むと、AIがタイトル・概要・各手順(設問や良否判定を含む)まで下書きします。本文モード(整形/転記)、手順の分け方(内容ごと/ページごと)、文体、設問を作るかどうかを指定できます。作業標準書や図面、チェックシートを「関連ファイル」として手順書に添付すれば、AIが安全・注意事項を抽出して各手順へ振り分け、反映前に手順ごとの候補として採用・不採用を選べます。関連ファイルは閲覧者に非公開の設定もできます。ファイルからの手順書化は無料プランでも1日1回試せ、Lite以上は無制限です。
- 対応している言語は何言語ですか
-
翻訳は192言語に対応しています。閲覧者が言語を選ぶだけで、手順の文章・字幕・読み上げ音声のすべてが翻訳され、原文を併記して表示することもできます。読み上げ音声はそのうち65言語がネイティブ音声に対応し、音声を持たない言語は英語音声で読み上げます。日本の製造現場で需要の高い29言語は常時表示、残りは検索して全192言語から選べます。社内呼称や正式表記を専門用語集に登録しておけば、AI解析でも翻訳でも登録した表記・対訳が優先されます。PDF・Excel・PowerPoint・MP4の各出力も、翻訳した状態でファイルに書き出せます。
- オフラインでも見られますか
-
見られます。事前読込機能で手順書本体・動画などのメディア・翻訳・読み上げ音声をまとめて端末に保存しておけば、通信のない現場でもオンライン時と同様に閲覧でき、翻訳もオフラインで使えます。オフライン再生はWebブラウザでも動作し、オフライン時は専用ページに事前読込済みの手順書が表示されます。オフライン中の設問への回答などの記録は端末に保持され、通信が回復した時点で自動送信されます。通信環境の悪い現場ではスマホアプリの利用を推奨しています(アプリは通常の閲覧時に動画が自動でダウンロードされ、端末内に安定して蓄積されるため)。なお、Enterpriseプランの「端末キャッシュ設定」で端末にデータを一切残さないモードにした場合は、事前読込・オフライン再生は利用できません。
- スマートグラスやARは必須ですか
-
必須ではありません。Diveの主役はスマホ・PCのブラウザで完結する動画手順書で、ARは「どこ?」「どの方向?」といった、動画と文章だけでは伝わらない要所に添える補助機能として位置づけています(全部をARにすることは推奨していません)。ARを使う場合は、印刷マーカーが不要な空間認識(VPS)と平面検出の2方式で位置合わせでき、ARCore/ARKit対応のスマホ・タブレットで利用できます。対応スマートグラスは単眼タイプ(Vuzix M400シリーズ、RealWear Navigatorシリーズ)とARグラスタイプ(Xreal Air 2 Ultra、XREAL One/One Pro、MiRZA、dynaEdge XR1)です。AR手順書の作成はProプラン以上、空間認識(VPS)による位置合わせと遠隔支援はEnterpriseプランの機能です。
- 料金はいくらですか(無料プラン・トライアル・プラン別の席数)
-
プランはFree/Lite/Core/Pro/Enterpriseの5段階です。1年契約の月額(税抜)はFree 無料、Lite 1万円、Core 2.5万円、Pro 5万円、Enterprise 10万円。3か月契約の月額(税抜)はLite 1.6万円、Core 4万円、Pro 8万円、Enterprise 16万円です。アカウント数はFree 3/Lite 10/Core 25/Pro 50/Enterprise 100で、追加オプションで増やせます。Core以上ではアカウント数の3倍までゲスト招待(情報共有専用。閲覧のみで、教育・育成・活用レポートの集計対象外)が使えます(例:Proはアカウント50/ゲスト招待150)。手順書の数とストレージ容量は全プラン無制限です。無料プランは個人での試用向けで、動画アップロードとAI解析は1日1回、QRコードや外部共有URLの発行はできません。各プランはアプリ内から14日間の無料トライアルができ、サブスクリプション終了後もデータは保持されて無料プランへ自動移行します。
- セキュリティ認証は取得していますか
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情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001:2022(ISMS)を2024年11月に取得しています(認証番号 GIJP-1469-IC)。外部のセキュリティ評価プラットフォームAssuredの評価にも回答しています。通信はすべてHTTPSで暗号化し、データベース・ファイルともに暗号化、ストレージのリージョンは国内(東京)です。経済産業省「クラウドサービスレベルのチェックリスト」に準拠したセキュリティチェックシートも提供しています。統制面では、2段階認証(TOTP)・IPアドレス制限・監査ログは全プランで利用でき、シングルサインオン(SAML 2.0/Microsoft Entra ID)、2段階認証の全員必須化、ダウンロード・出力のロール別制限はEnterpriseプランで利用できます。上場企業や大学など、セキュリティ要件の厳しい組織にも導入されています。
- アップロードした動画やデータがAIに学習されませんか
-
お客様のデータをAIの再学習に使用することはありません。運用担当がお客様のデータを参照することも原則ありません(お客様からの依頼や障害対応などを除く)。そのため、業務手順という機密性の高いノウハウをそのままAI解析にかけられます。なお、AIを自社の現場向けに合わせ込む場合も、モデルを再学習させるのではなく、「現場の前提」「専門用語集」「動画の説明」といった前提情報をAIに与えることで精度を高める仕組みです。